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【食べレポ】噂の飯店(2) 2006年6月28日2時26分16秒
麺打ちに使う小麦粉は念入りにこね、一晩寝かせることで腰が強くなるそうだ。金さんがヒュルヒュルと空中で操っていたのは昨夜のうちに仕込んだ粉だったのね。
まずは店頭で金さんの職人技を見て期待が高まる「チャジャン麺」からいただくことにした。
実をいうと私には油っぽくて苦手な料理だが、ここのチャジャン麺は今までとは明らかに違うことがすぐにわかった。 豚ひき肉をたっぷり使い、どこかでハヤシライスのルーを思わせるサッパリ味。これが金さんの作る麺にしっかりと絡んで、いくらでも食べられそう!
合間には、生の玉ネギに黒味噌をちょいとなすりつけ、サクサクっと囓るのが「通」だ。意外に辛くないのでお試しあれ。
朴さんが「のびないうちに!」と勧めてくれる「チャプチェ」も家庭料理屋で出すものとはひと味ちがい、具が多くて味付けがしっかりしている。 唐辛子の刺激も加わって「旨い、辛い、旨い、辛い...」と言いつつ箸が止まらなくなってしまう。白いご飯と一緒に食べたが、もちろんビールのアテにも良さそうだ。
そして特筆すべきが韓国式酢豚の「タンスユク」。 カラッと揚がった豚肉に薄めの‘あん’をかけた料理で、見た目は私が知っている酢豚とかなり違う。 お味の方も漢字で「糖水肉」と書くだけあって‘あん’が甘くてビックリ!「酢豚」の概念をくつがえす甘さだが、これをそのままではなく別皿のタレにつけて頂くわけだ。
タレは酢、醤油、粉唐辛子を混ぜたものなので、甘いソースがからまった豚肉をこれにつけて口に運ぶと、「甘・辛・酢・塩」がうまいぐあいに混じり合い、味がちょうど良くなる寸法だ。 はじめから調味料を混合ぜずに「口中調味」するところが、何でも「かき混ぜ方式」の韓国料理の中でひときわ異彩を放つ存在だと思う。
カラッと揚がった豚肉の食感がスナック風で面白く、「やめられない止まらない」の世界に…。 普通の韓国料理には「ちょっと飽きた」人や、韓国料理の奥深さやユニークさを体感したい人にお勧めの逸品。
この夏、冷たいビールと「韓国式中華料理」の組み合わせにハマりそう。
写真協力:マサト氏 ※こちらにも同店のレポートがあります。

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