Vol.7 『高麗参鶏湯』


ここのサムゲタンは製法からして他店とは一線を画す。
漢方薬を豊富に使ったスープの仕込みにかなりの手間をかけるのだ。
これで餅米や栗などを詰めたサムゲタン専用のひな鳥を煮込むわけだが、
カン・サンホ氏の手抜きをしない仕事ぶりが仕上がりにはよく現れている。

一人用の土鍋に鶏一羽が丸ごと出されると
熱い湯気とともに木の実の甘い香りが立ちのぼる。
豪快にスプーンで身をほぐすが不思議なほど‘骨’の存在感がない。
しっとりと柔らかい鶏肉と香ばしい漢方スープをすすりながらアッという間に土鍋は空に。
後にはほんの少々の小骨しか残らないことにおどろかされる。
食べて数日間は肌のキメが違うのを実感できる。
女性にはとくにオススメの逸品。

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