よぎちょぎで「出会った」人々

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オージャンは慶尚道の小さな村に暮らす友人の下の名である。
呼び方に厳格な国でこれはちょっとどうかとは思うが
「オージャンと呼べ」と本人が言うので
そう呼ぶことになってしまったのだ。

百済時代の山城が郊外の山の上にあると聞いて
清州(チョンジュ)という町を訪れた。
上党山城(サンダンサンソン")と呼ばれている
万里の長城風の城壁を登ってみようというわけだ。

ソウルから扶余(プヨ)という小さな町に向かう
バスの乗客は私の他にひとりきり。
ソウルで買い物をした帰りらしく、大きな荷物をかかえた
60歳ほどのアジュンマ(おばさん)だった。

大邱(テグ)に着いた日、
気管支炎をこじらせた私は会うことにしていた友人の家を
探す気力もないほどに弱りきって、
目の前に停まったタクシーに倒れこむように乗った…