よぎちょぎ「マシッソヨ」

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イカが決め手、オジンオスンデ

韓国には「スンデ」という食べ物がある。
もともとは北部、咸鏡道地方の郷土料理で、
屋台の定番メニューとして人気がある。
塩もみして臭みを抜いた豚の腸に…

もち米、韓国春雨、香辛料、野菜などを詰め、骨や頭を煮出したスープで茹でて作る。

具に豚の血が混ぜられるのが特徴で、見た目がグロいと感じる人も少なくはないようだが、茹でたてのスンデはパリッとした皮の歯ごたえとムッチリした食感が特徴で意外なほどあっさりしている。

江原道の郷土料理「オジンオスンデ」は、豚の腸のかわりに名産であるイカを活用している。

イカの胴の部分に足をみじん切りにして、豆腐や野菜といっしょに詰めて蒸したもので韓国版のイカ飯という表現がぴったりくる。

冷ましてから1センチほどの厚みに切り分けて酢醤油で食べるが、豚の血が入っていないのでサッパリとし、名産の肉厚のイカの歯ごたえが良く旨みも強い。

「アバイ村」は朝鮮戦争で故郷を失った人々が住みついた場所で、冷麺とともにオこのジンオスンデが名物となっている。

本場のオジンオスンデを食べようと、ケッペという渡し船に乗ってアバイ村へ行ってみた。

10軒ほどの店は軒を並べ、冷麺やオジンオスンデを名物にしていた。
地元の人がっ数人、静かに食事をしている店を選んで入ってみる。

部屋に通されて待っていると、スライスしたスンデの両面を焼いたものが出されてきた。

焼かずに出す店もあるのだが、こうやって焼くのが本場というか、アバイ村式なんだろうか?
香ばしさがまして味は悪くないが…。

厨房から私を見ていたらしいオンニがやってきた。

箸でオジンオスンデの断面にイカの塩辛と大根の酢漬けをちょんとのせ、横にキムチの葉を一枚そえてくれた。
ここに醤油ダレをつけて「パクッといけ」とということらしい。

言われたとおりにすると「マシッチ?(旨いでしょ)」と言ってニイッと笑った。


住所江原道 束草 アバイ村