よぎちょぎ「あんなモノ、こんなモノ」

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市場で「もんぺ」に出会う

朝鮮半島の最も西南にある港町、木浦(モッポ)の市場では
刺身屋の店先にたらいが並べられ、
生きた手長蛸がニョロニョロとうごめいていた。
ながめていると「3匹20000ウォンだよ!」と声をかけられた。

木浦では干潟の泥にいる足の細い手長蛸を「セバルナクチ」といって珍重する。
セバルとは干潟のことだ。

蛸の嘴(くちばし)のあたりに割り箸を突き刺し、細長い足をそのまま巻きつけて生きたまま丸かじりしてしまう「サンナクチ」は豪快な郷土料理だ。

面白そうだがひとり旅でこれを食べてもなんとなく盛り上がらないしなぁ。

お腹をひっくり返すと笑ったように見えるエイや、ユムシ(海のミミズみたいなもの)を発見しては写真を撮らせてもらったり、気ままに市場をぶらつく。

魚介を扱う店に混ざって雑貨や衣料品を商う店があった。

目をひいたのは、サラッとした薄い生地でウエスト周りにゴムの入ったパンツだ。
日本円で500円もしない。

以前、太極拳の練習着で似たようなパンツを購入したときに7000円もとられたのを思い出し、ちょっと頭が熱くなる。

若い人がファッションではいているのはまず見かけない。
あくまでも実用性重視(ようするにラクだから)で農作業をするお年寄りなどが愛用している。

このパンツを韓国ではどう呼んでいるのかわからないので「ハルモニ(お婆ちゃん)パンツください!」と言ってみた。

お店の人が笑いながら「あぁ~、もんぺ?」。

そうか韓国でも「もんぺ」で通じるのか。
戦時中、日本女性の国民服だった「もんぺ」はそのままあちらにも定着したのだろう。

さて軽くて涼しい韓国製の「もんぺ」は、日本の夏にも最適で一度はいたら手放せなくなりそうだ。

おまけに超ゲキ安!
この次見かけたらまとめ買いしたいものだとひそかに狙っている。

お出かけ着として着るにはちょっと勇気がいるが…。



住所大韓民国全羅南道 木浦