travel 食の都…絶品ぴびんぱっぷ


元祖「石焼きピビンパップ」の混ぜる前の美しい姿。器は全州特産の長水石で作られている。熱しやすく冷めやすい性質を持ち、遠赤外線効果もあるとか。





■今や「ピビンパップ」という韓国料理を知らない人はいないと思うが、その発祥の地を「全州(チョンジュ)」と言う。
ソウルから高速バスで3時間、韓国一の穀倉地帯で誰もが認める「食の都」だ。
中でも30種類以上の具を盛りつけた「全州ピビンパップ」は朝鮮王朝3大料理のひとつとして現在に伝えられ、地元の人々の自慢のタネだ。

■初めて全州を訪れたのは、本場の「全州ピビンパップ」を賞味したい、というのが大きな目的からだった。
ホテルまで道案内をしてくれた若い警官に「ピビンパップが美味しい店を教えてくれませんか」と頼む。彼は笑顔を見せて「美味しい店ならこの近くにたくさんあります。」と言い、すぐに3〜4軒の店名を挙げてくれた。

■そのひとつ「家族会館」で本場のピビンパップを味わうことにした。連れて行ってくれたのは地元の大学生ヨンス君だ。
彼も「千年古都」と呼ばれる歴史の街、そして「食の都」である全州を心から愛する地元っ子だ。「家族会館」はそんなヨンス君のイチ押しの店らしい。

■この店は焼いた石鍋を使う「石焼きピビンパップ」の元祖としても知られている。自信のあらわれか、メニューはピビンパップだけ!というところがエライ。
さすがに人気店だけあり、野球チームの小学生たち、会社員のグループ、若い男女のカップル、と店内は混み合っていた。名店にありがちな気取りはまったくなく、みんなうれしそうにピビンパップをぱくついていた。

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